オープニング曲「愛の物語」を歌うのは、と或る時代のエジプトの女王アムネリス。

この物語の中では、アムネリスはまだ王女でした。

アムネリスには婚約者がいました。

エジプト軍の将軍ラダメスです。

ラダメスはエジプトの領土を広げるために、南の隣国ヌビアへと進軍させていました。

ヌビア王宮にほど近いナイル川の辺りで、王宮の侍女達と思しき一行を見つけたラダメスは、彼女達を捕らえ、奴隷としてエジプトに連れ帰ります。

恐怖に怯える侍女達の中にあって、ただ一人、敵国の将軍をものともせず刃向かってくる娘がいました。

それがこの物語の主人公アイーダです。

この小生意気な娘アイーダに関心をもったラダメスは、アイーダを一旦自分の屋敷に連れ帰ります。

アムネリス王女の良い話相手になるに違いないと直感し、侍女として献上しようと決めたからです。

ラダメスの思惑通り、アイーダはアッと言う間にアムネリスの心を捕らえ、二人は親しくなっていきます。

アイーダがアムネリスの信頼を勝ち得たのは、ある共通の経験があったためでしたが、エジプト王宮の誰もその事には気づいていません。

奴隷の身でありながら気高く凛としたアイーダ。

いつしかラダメスまでもが心惹かれ始めます。

そして…

アイーダもまた…

やがて、ラダメスはアムネリスとの婚約を破棄し、エジプトを捨てて、アイーダと共に生きることを決心するのですが、二人の星はそれを許しませんでした。

二人が誓い合ったその夜、エジプト兵士がヌビア王を生け捕りにした知らせが舞い込んだのです。

ヌビア王…

アイーダの祖国の王、祖国ヌビアの星、そして…

一方で、アイーダを心の友と信じ、ラダメスを心から慕うアムネリスは…

アイーダ

ラダメス

アムネリス

愛と星の物語…

全てを受け入れ…

全てを乗り越えたアムネリスこそがエジプト女王

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